今、増えている❕❔訪問看護のお仕事に密着取材❕❕

⭐なぜ、今 訪問看護なのか！？

『2025年問題』という言葉を聞いたことがありますか？
戦後の世代として最も人口の多い団塊の世代が全員75歳以上となります。
これから日本は、5人に一人が75歳以上、そして3人に一人が65歳以上という、超高齢社会に突入します。
この超高齢化により、慢性疾患や複数の持病をかかえる人が増えてくると、病院や介護施設の満床問題等から、医療政策は病院から在宅へ！と移行していく傾向にあります。
訪問看護ステーションの数はまだまだ不足しているため、これから展開の可能性が見込まれる事業と言われています。

今日は訪問看護師として活躍されているAさんにお話を聞いてきましたのでご紹介します。
（Aさんは大学卒業後、総合病院での勤務、結婚を機に退職。その後、出産を経て、訪問看護師として現在活躍されています。）

 

 【一日の仕事の流れ】Aさんの場合

8:30　出勤　ミーティング
　　　訪問看護ステーションへ出勤。前の担当者からの申し送り。情報共有。
9:00　1件目訪問（社用車にて）
　　　訪問看護計画書に基づき、30分、60分、90分と決められた時間、利用者さん宅へ訪問する。　　　
　　　褥瘡（じょくそう）のケア、口腔ケア、排泄ケア、内服管理、点滴やカテーテルの医療処置、体調チェックなど
10:00　2件目訪問
11:00　3件目訪問
12:00　訪問看護ステーションへ戻り報告会
　　　　昼休憩
13:00　4件目訪問
14:00　5件目訪問
15:00　6件目訪問
16:00　訪問看護ステーションへ戻り報告会、記録・申し送り
17:00　退社

 

Q:実際働いてみて、訪問看護師のイメージはどうですか？
A：自分のスキルを活かしたり、考えて行動することができます。
　　一人一人の利用者様にじっくりとかかわることができるため、その方がこう生きたい！！という思いに寄り添うことができ、ご家族様ともしっかり向き合うことができるため、信頼関係が築けるやりがいのある仕事です。

Q：どういった方が利用されていますか？
A:日中、家族が見守ることができないため、心配で体調管理のために利用されている場合や、入院できないから利用されている場合までさまざまです。
　基本利用者様宅で設置されている用具や用意されているものを使用して処置します。

 

Q:自宅訪問時に、異変があった場合や、緊急の事態が起きたときの対処はどうしていますか？
A：1人で訪問するため、問題や異変があったときは、管理者へ電話相談したり、皮膚などのトラブルにはタブレットで画像を撮りチェックしてもらいます。
　　訪問看護ステーションの所属する病院以外に利用者様の主治医がそれぞれあるため、主治医の先生に往診に来ていただきます。一人で判断するのではなく、必ず管理者へ報告、相談をおこないます。

 

Q：お子様がいらっしゃいますが働き方はどうですか？
A：1日何件と決められたお宅を訪問するため、あっという間に時間が過ぎていきます。
　　1件の時間が決まっているため、残業もなく、週3日、17時まで。と無理なく働けているので、子育てとの両立がしやすく、じっくりこどもとも向き合えて充実した日々を過ごせています。子育て中の方にはぜひおすすめしたいです！！

 

訪問看護の一例をご紹介しました。少しイメージが沸いてきましたか？
事業所によって仕事内容は異なりますが、これからの社会を担っていく大切なお仕事であること間違いなし！！

訪問看護では、基本的には看護師が1人で利用者様のお宅を訪問し、ケアを提供することになりますします。すべてを一人で管理するなんて・・・と不安に感じる方もいるのではないでしょうか？Aさんの話にもあったように、管理者や主治医との連携体制があります。また、基本的に利用者様は時間や曜日によって、デイサービスの利用や、訪問リハビリ、訪問ヘルパー等を利用されている場合がほとんどです。点数の範囲内でケアマネが調整し、職種や所属施設を越えたサポートがあるので安心してください。
以前は「ある程度病院での経験を積んでから」という認識がありましたが、今は「新卒者に十分な教育を行い、戦力になってもらう」という姿勢に変わってきています。独り立ちできるようになるまでは訪問時に先輩看護師が同行して指導してくれることはもちろん、病院と連携するなど外部研修の機会も積極的に取り入れ、スキルアップできる環境も増えています。
ステーション管理者として経営にかかわる、訪問看護認定看護師や地域看護専門看護師などのエキスパートへと進む等、キャリアを積んで活躍の幅を広げることも可能です。

自分がやりたいことをやれる看護がしたい。
一人一人の思いに沿って、じっくりかかわる看護がしたい。
利用者のことを生活から見ることが好き。
家庭との両立をしたい。

そう思いながら働いている方、そんな思いをもってお仕事を探されている方

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