2022/11/20
精神科で働く看護師さんの色々教えます❕❕
私たちの転職サイトには、「精神科病棟で働きたい」という求職者の方がいらっしゃいます。
精神科はほかの診療科と異なり、特に看護師による心のケアやサポートが必要とされる科となります。そのため、これまで別の科で看護師経験のある方であっても、これまでの働き方と大きな違いを感じる可能性もあるでしょう。自分に合っているかどうか、見極める事が大切です☆
精神看護の仕事内容は??
●コミュニケーションによる心のケア
精神科で働く看護師は、患者さんとのコミュニケーションを積み重ねながら、適切な心のケアを行うことが最も重要視されています。 なぜコミュニケーションが大切なのか、その理由の1つには「信頼」が挙げられます。患者さんの心のケアを行うためには、患者さんのことを理解し、尊重しなければなりません。そのうえでお互いの信頼関係を築き上げるためにはコミュニケーションは欠かせません。
●患者さんの状態評価・判断
精神疾患を抱える患者さんや、心の不調を感じる患者さんのすべてが、現状自身に起きている症状や抱えている気持ちを素直に、かつ正確に伝えられるわけではありません。特に信頼関係がまだ築き上げられていない状況では、何も話してくれないどころか強い言葉を使ってしまうケースもあります。 精神科で働く看護師は、このようなさまざまな状態に陥った患者さんの背景を理解したうえで、日々の様子を観察しながら正確に状態を評価・判断することも重要な仕事です。評価・判断した報告を正確に医師に報告するまでが「患者さんの状態評価・判断」であることも覚えておきましょう。
精神科で働くメリット・魅力
●一人ひとりに寄り添った「心の看護ケア」を行える
精神科で働く看護師は、患者さんとの信頼関係が生まれやすく、より近い距離から一人ひとりの患者さんに寄り添ったケアを行える点が魅力です。特に精神科患者さんは治療が長期間となることも多々あります。じっくりと時間をかけた末に信頼関係が生まれたり、患者さんの状態がよくなったりすると、大きなやりがいを感じられる点も大きな魅力といえるでしょう。
●残業が少ない!
精神科は投薬治療がメインであり、ほかの診療科と比較して患者さんの容体が急変したり、緊急処置が必要となったりするケースは極めて低くなっています。そのため残業が少なく、基本的に定時で帰宅することが可能です。ワークライフバランスを重視している方や、育児との両立を求めている方にとっては大きな魅力となるのではないでしょうか。
デメリット・注意点
●一般的な看護スキルが取得しづらい
投薬治療がメインとなる精神科は、比較的残業が少ないというメリットがあります。しかしその一方で、他の診療科で得られる一般的な看護スキルが身に付きづらくなってしまうという点にも注意が必要です。
●患者さんから心ない言葉を投げかけられることもある
精神科に入院する患者さんの中には、重度の精神疾患を抱えている患者さんや認知症患者さんもいます。人を信じられない・自分の気持ちをうまく伝えられないことから、看護師に対して心ない言動をしてしまうケースもあります。看護師は患者さんの視点に立ちながら真摯に向き合う必要があります。
スキルアップにオススメの資格
●精神科認定看護師
「精神科での看護領域において優れた看護知識・看護技術を用いて質の高い看護を実践できる看護師」「看護現場における看護のケアの質向上を図れる看護師」であると認められた看護師のみに与えられる資格
●公認心理師
心の問題を抱える人々のメンタルケアに携わる心理職専門の国家資格
●臨床心理士
心の問題を抱える人々のメンタルケアに携わる心理職専門の証となる資格
地域包括ケアシステムの構築が推進されている近年、精神科分野の看護師は病院のみならずあらゆる場所での活躍が期待されています。精神科に興味がある!という方は、ぜひ私たちにご相談ください☆